ある日の台北日記2024その2(4)東門の台紅へ

午後はネットで台湾のバラエティ番組を見てみた。ジョンドッドが台湾烏龍茶の父、李春生はやはり台湾茶葉の父、そして新井耕吉郎は台湾紅茶の父として紹介されていた。とにかく何でもかんでも、父を造り出したいらしいが、史実を検証しているのだろうか。それが視聴者に分かりやすいということだろうが、如何に修正していくかが課題だろう。更に姜阿新まで登場してきたのは、ドラマ『茶金』の影響が大きいのだろう。まあ、茶の歴史が一般人に知られるようになること自体は悪いことではない。

4月16日(火)東門の台紅へ

何だか以前から気になっていた馬租麺の店に入ってみた。馬租には行ったことがあるが、そんな有名な麺はあっただろうか。台北市内でいくつも見ているので、これはチェーン店ということだろう。店内ではおじさんが3人ほど食べていたのだが、誰も麺を食べていない。皆が炒飯を頬張っている。私も急に方針転換して、炒飯を注文する。ただ炒飯といってもカレー炒飯だ。ついでに福州魚丸湯も頼む。ここはやはり福州系の店なのだろう。このカレー炒飯、日本で言えばドライカレーというべきか。これは実にうまい。スープも旨いので、これで十分。おじさんたちが食べている理由もわかる。

フラフラ歩いて行くと、そこに古本屋があった。日本では以前はよく通った古本屋だが、台湾で入ったことがなく、ちょっと覗いてみることとした。地下に潜っていくと、そこは意外にきれいな空間だった。そして思ったより本の数が多い。分野もきちんと仕分けされていて探しやすい。

お茶関連の本もいくつかあり、しかも昔私が図書館でコピーした本まであったので、思わず購入してしまった。2冊購入しようとすると、係員が『500元以上買えば、次回から2割引きですよ』と促し、もう1冊買ってしまった。次回があるかどうかわからないが、また来たいとは思ってしまった。

そこからまたフラフラと歩く。青田街辺りはどんどん日本家屋が改修され、きれいになっている。カフェなども増えている。歩いていて気持ちが良い。そして永康街まで歩きつく。そうだ、東門に羅さんたちの店が新しくできたと言っていたから行ってみよう。鼎泰豊のすぐ近く、パン屋の2階、絶好のロケーションに、その店はあった。

入ってみると羅さんはいなかったが親戚の男性がいて、親切に対応してくれた。店内は台湾紅茶の輸出の歴史などが展示されており、お茶を飲むこともできる。永康街で疲れたら、ここで休むのが良いかもしれない。パン屋さんとのコラボ企画でもあり、既に日本人観光客も多数訪れているという。ここなら、わざわざ新竹まで行かなくても、気分が味わえる。

4月17日(水)台湾大学植物標本館、そして畲族

今日は朝から張り切って台湾大学へ向かう。今日は台中から陳さんもやってくる。Aさんも参加する。台湾大学植物標本館に集合した。私は過去何度も台湾大学に行っているが、ここは全く初めてだった。周囲には学生寮がいくつもある。古めの建物が目を引く。天気も良いので、つい付近を散策してしまう。

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