ある日の台北日記2024その2(2)台北の美味しい物

4月12日(金)知り合いがやってきた

朝ご飯が食べたい。外に出て適当に歩く。ちょっときれいなサンドイッチ屋があったので、入ってみる。お客はいないのに、今やオーダーは皆QRコードで行うので、おじさんには面倒だ。メニューがかなり多いのも選ぶのは大変だ。正直コスパが良いとは思えないサンドだった。

一度部屋に戻り、昼過ぎにもう一度その店の近くへ行った。実はネットを見ていたら、『台湾に行って番茄牛肉麺が食べたい』と書き込んでいる知り合いがいた。折角台湾に居るので、代わり食べてあげようと思い?さっき見た牛肉麺の店を目指した。そこは意外な人気店で昼過ぎでもお客が結構いた。何とかオーダーを通して、番茄牛肉麺を食べてみる。結論からいうと、トマト入れないで牛肉麺を食べる方が好きかな。

夜は中正紀念堂近くの金峰へ。随分以前に東京で会ったYさんが台北に来ているというので、夕飯に同席するために指定されたのが金峰だった。コロナ前は、金曜の夜なら、相当の行列を覚悟しなければならなかったが、今回行ってみると列は本当に短い。私が並び始めて数分で、席が用意されてしまう。Yさんとお友達はやってきたが、もう一人は間に合わなかった。

席に着くとおばちゃんが、『早く注文しろ』とすごくプレッシャーをかけてくる。オーダーできないのかと、メニューまで出してくる。それでもタラタラしていると、またやってきて、魯肉飯が美味いぞ、などと言い出す。折角空いていてよいのだが、店員の調子は以前のままというのが面白い。確かにここの魯肉飯も肉焿は美味い。魯蛋と豆腐も加えればさらに良い。そして料金は100元ちょっとだから有り難い。

食後はYさんたちとカフェに移動した。3人の女子は皆さんお茶関係ではあるが、何だか女子会に闖入した感じになっており、その中でもお茶の歴史の話ししか出来ない自分に、何とも恐縮する。9時にカフェが閉まり、MRTで帰ろうとしたら、なんと改札手前で皆の話が盛り上がり、いつまでも続いてしまった。足が痛くて歩けなくなるくらいまで、ずっと立ち続けていた。もう若くはない。

4月13日(土)豪華海鮮へ

週末は原則出掛けない、が昨年だったが、今年は少し変えてみようと思う。まあランチは近所で、と考えたが、先日食べたベトナム料理屋の撈麺が忘れられず、近所にもあるはずだ、と探しに出た。一番近い広東系食堂に行ってメニューを眺めたがない。『撈麺はあるか?』と聞いてみると、なかなか通じない。何とか分かってもらって出てきた麺は、予想に反して乾麺ではなく、何となく汁が掛かったような不思議なもの。これは台湾式か、香港式か。

台湾のテレビでも、大谷が出場する試合は全試合放映がある(NHKはそこまでないだろう)ので、喜ばしい。今日は山本由伸も先発しており、昼過ぎはずっと野球観戦となる。台湾でも大谷人気は凄いということが分かる。

夕方バスで出掛ける。今晩はTさんのアレンジで、15年ぶりのKさんと会うことになっていた。場所は金門海鮮料理屋。最近流行っているらしいが、初めて行く。結構立派な店で、下に鮮魚が泳ぐスペースがあり、2階が食事場所。今回は個室。そして2名の記者さんも同席していた。

Kさんとは北京以来だろうか。彼はその後上海や広州などでも勤務しており、常に中華圏のどこかに居るんだなと思っていたが、なんといつの間にか台北にいた。いつ会おうかなと考えていたら、Tさんがアレンジしてくれた。Kさん、今回は畑違いの仕事、しかも台湾人に囲まれているという。私も35年前、台湾人に囲まれたことがあったが、その頃とは状況が違う。この店の魚やエビ、そして炒飯は美味しかった。でも料金はここ数年で最高の支払いとなる。

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