両岸三通の茶旅2015(1)台北 台湾に来たらまずは四川料理

《両岸三通の茶旅2015》  2015年4月29日‐5月14日

 

台湾にも毎年行っている。福建省にも毎年行っている。一昨年は厦門から金門までフェリーに乗って往復してみたが、実にスムーズだった。今回はいよいよ台北→金門→厦門→福州→馬祖→台北、というルートで旅をしてみることを突然思い立った。これは2001年1月1日、まさに21世紀の最初の日を厦門で過ごし、小三通の最初の一日を港で目撃した私の長年の?憧れ?であった。

 

まああまり調べなくても何とかなるだろう、といつもの調子で思っていたが、2月には復興航空の台北発金門行きが淡水河に墜落。その衝撃的な映像が誰の目にもはっきり焼き付いた。福州→馬祖も本当に行けるのか、情報が殆どない。とにかく行ってみるしかない。厦門からは安渓にも行き、あの鉄観音茶の張さんに家にも3年連続で滞在するつもりだ。福州も3年ぶりの訪問。前回お世話になった老板のもとを訪れる予定だ。だが基本的には無計画の旅、何とも楽しみだ。

 

4月29日(木)

1.台北

台北まで

那覇発のピーチは満員の乗客を乗せて順調に飛行した。午前8時半に出て、午前9時には桃園空港に到着する。時差1時間は意外と大きいと実感。空港には乗客は殆どいない。今日、ほぼ一番初めに到着したフライトではないか。スタスタと入国審査まで歩いて来て、機内で入国カードをもらわなかったことに気が付く。イミグレには誰も並んでおらず、入国カードが欲しいというと、先方もまだ準備していなかったらしく、慌てて出してきた。あっという間に入国した。

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それから携帯シムを買いに行く。以前使っていたカードは既に1年経過し、失効していた。ということで台湾は1年ぶりであることが分かる。前回は中華電信のショップで何も考えずに買ったが、今回はいくつかのショップが並ぶ場所を教えてもらい、選ぼうとした。だが、プランはどこも同じだったので、前回とは違うところを選んでみた。300元、半年有効だそうだ。そしていつものように国光号に乗り、台北へ。チケットを買うとちゃんとバスが待っており、すぐに発車。乗客も殆どいない。何と順調なんだ。何と10時前には台北駅前に着いてしまった。

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まずは四川料理

宿は相変わらず駅前のゲストハウス。オーナーHさんはさすがにまだ来ていなかった。管理人のMさんの顔は何となく知っていたので、どかどか入り込み、リビングでネットを繋ぎ、メールチェック、ブログ更新と作業に専念。昼前にHさんがやって来て、お知り合いのお客さんも一緒にランチに向かう。

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『台北ではまずは四川料理でしょう』?ということで、以前も行った近くのレストランへ。駅前には行列のできている店があったが、よく見ると香港の飲茶屋らしい。こんな名前の店、香港にあったっけ?聞けば、台北では大人気なのだとか。ただ香港の飲茶を知っている人からは、『なぜあんなに行列ができるのか分からない』との声も。一度は怖いもの見たさで行ってみるか?

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ビルの3階にある四川料理屋は、そこそこに混んでいたが、席はあった。麻婆豆腐、おこげ、回鍋肉、という完全な日本定番四川が並ぶ。中国で四川料理屋へ行ってもこのようなメニューを並べるのは日本人だけ。まあ嫌いではないが、さすが台湾、辛さはそれほどでもない。そして『炒飯も食べたい』という日本的な要請があったが、『四川料理に炒飯?』という疑問通りメニューに炒飯などない。

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だが店員に聞いてみると、ちゃんと日本語メニューが提示され、そこには炒飯があるではないか。日本人の好みを熟知していて、日本語メニューと中国語メニューがちゃんと違っているところが恐ろしい。そしてこの炒飯はやはり台湾風。当然?これは美味しい!私の理解では炒飯が一番美味しいのは台湾である。その土地に行ったら、その土地の美味い物を食う、これは鉄則だろうから、四川料理に台湾炒飯があってもよいと思うのだが、このような会話を素人さん?にしたら、目を白黒された。

 

そして両替に向かう。ここ数年台湾に行っても、台湾ドルの両替をする機会がなかったが、Hさんに連れられて、銀行に行って両替してみた。昔は台湾の銀行の両替は時間が掛かり過ぎて、行く気がしなかったが、さすがに最近はきれいな店舗でスムーズに両替ができる。聞いてみると非居住者でも口座開設が可能なようで、そのうちやってみようかと思う。それにしても日本円は安すぎる。思わず米ドルを取りだして両替した。こんな円安で誰が得をするのだろうか??

 

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