華南お茶散歩2015(6)景気が上向く広州?

ビルを出て、線路沿いを歩く。少し腹が減ったというので、荷香居というレストランに向かう。この線路、昔はどこでも自由に横断可能だったが、最近は柵があり、かなり制限されている。事故でもあったのだろうか。それでも相変わらず踏切などはなく、単に線路を跨いで渡る。

 

このお店、かなり広いガーデンレストラン。既に午後2時を過ぎ、お客はかなり帰っており、空いてはいる。が店員も散漫になっており、なかなか案内されず、自ら席を占める。豆腐料理が美味しかったが、こちらが要求しても箸も持ってこないし、なかなか面倒だった。こういう店は日曜日には終日営業かと思ったが、どうやら違うらしい。ランチタイムがかなり忙しかったのか、皆疲れて、賄い飯を掻き込んでいるのを見ると責められない。

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またビルに戻り、プーアール茶の店へ行ったが、馴染の店員がいないということで早々に退散した。茶荘では売り子の質が重要、お客を見抜く目が大切だが、素人だとそれは難しい。安くてきれいなパッケージのお茶をしきりに勧めてくる。今や中国国内に何万、何十万もある小売りの店、売れ筋を仕入れることが肝要なのだろう。

 

蔵茶の店にも寄る。元々はチベットなど辺境に送るお茶で、質の良い物はそれほどなかったのだが、最近はこのようなお茶にもスポットライトが当たっている。Iさんが以前雅安に行った時に話をしたら、オーナーの対応がかなり変わり、サンプルをくれたり、記念写真を撮ったりと、忙しくなる。I夫妻がこの店に二人で来ても、言葉は通じないので、茶の要点のみを確認するだけだったようだが、私が簡単に通訳すると話は大きく広がっていくように見える。

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今日の茶葉市場ツアーはこれで終了し、昨日同様タクシーを使ってホテルに戻る。香港から来た女性とI夫人は近くの路地市場へ行くというので付いていく。日曜日のせいか、凄い人で、狭い路地を歩くのに苦労する。野菜や果物は勿論、バラなどの花から、漢方の生薬になる桂皮など様々な物が並べられている。これを買い込むとかなり嵩張るが、それをものともせずに買う。それほどに安いようだ。というか日本では高過ぎる。

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外は人が多過ぎるのでホテルの部屋で休む。夜になり、それほど腹は減っていないが、粥を食いに出る。広州旧市街地の状況はまだら模様。活況を呈しているビルがあるかと思えば、テナントが集まらないビルもあり、宝石屋など入っているテナントもお客がいない場所も多い。広場は煌びやかだが、そこでも安売りが続いている。それでも景気は回復基調、なんとも面白い状況だ。

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以前1度行ったことがあるレストランに入る。繁華街から少し離れたビルの4階、前回同様お客は多くない。それでも営業が続いているのだから凄い。店員の愛想もよくない。これも前回と同じだ。ただ注文した粥が予想外にうまく、満足した。外が涼しかったせいであろうか。そしてI夫妻とは今日でお別れ。明日からは自分で行動する。

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