華南お茶散歩2015(3)ネット環境抜群の広州のホテル

丘の上の教会から歩いて降りる。そして海沿いを歩き、宿方面へ戻る。それにしてもまだ5時台だというのに腹が減る。ランチが少なかったのだろうか?歩いていると、昔よく行ったマカオ料理屋が目に入ったので、思わず入る。ソルマー、気が向くとよくここでランチを取った記憶が蘇る。だが雰囲気はかなり変わっていた。

 

5時台だというのに、ほぼ満員のお客、それも中国人が多かった。彼らは中国国内同様に大声で店員を呼び、普通話で話す。何とも違和感がある光景だ。食事はスープと魚のメインを取ったが、味は変わらないものの、値段は2倍ぐらいになったような気がする。為替の問題が大きいが、これも観光客料金だろうか。店員と英語で会話するとスムーズ、普通話を話す中国人には明らかに対応が悪い。こんな店になってしまったのか、これも中国の影響ということだろう。

IMG_2332m

 

宿に帰り、ネットをちょっとやって寝てしまう。マカオの夜景、カジノ、全てパスした。マカオの変貌は香港同様かなり残念な状況だ。勿論仕方がないことだが、あの昔の、のどかな中にカジノがあり、何となく猥雑な雰囲気を懐かしく思う。

 

1月23日(土)

岐関口岸

翌朝は早く目覚めたが、マカオ散歩に出る気にならなかった。もうマカオはいいと思い、早々にチェックアウトして、新馬路を歩いていき、半島の裏側へ出た。ここに岐関という小さな港があり、対岸の珠海に渡ることができる。メインのイミグレは拱北にあるのだが、いつ行っても大勢の人がおり、外国人窓口が少ないため、1時間以上待たないと越えられない。もう十分に懲りているので、裏口ルートを使うことにした。

IMG_2335m

 

ちょうど8時に船があったので、イミグレを通り、チケットを買う。30ドル、わずか数分の旅にしてはかなり高いが、これが並ばないための費用ということだろう。船にはそれほど人も乗っておらず、10分前に着いても十分に乗船できるからうれしい。珠海側の写真を数枚撮るともう到着。こちらのイミグレもほぼフリーパス。

IMG_2338m

 

ここから珠海市内までは少し離れており、タクシーを探すがいない。1台だけいた運ちゃんに聞いたところ30元と言われたのでスルーして道へ出る。バス停を探すうちにタクシーが来たので乗り込む。結局バスターミナルまで22元掛ったので、30元でもそれほど高くなかったな。途中に電車の駅が見えた。この軽軌、広州まで走っているらしい。だが見る限り、1台も車両が見えない。パスしてバスを選択。

IMG_2344m

 

広州行のバスは10分後に出発した。何ともスムーズな展開だ。これなら広州にも直ぐに着くだろうと思ったが、それは甘かった。何とこのバス、珠海市内をグルグル回った。市内を出たのは1時間後。それから高速で走ったが、結局広州のバスターミナルに着くまでに合計3時間弱かかっていた。次回は軽軌を試してみよう。

IMG_2353m

 

2.広州

ネット環境抜群のホテル

バスターミナルから地下鉄に乗り、慣れた長寿路駅で降りる。今回はI夫妻に倣ってホリデーインに宿泊することにした。Facebook、ツイッターはおろか、Googleも繋がらず、Gmailすら見られない現在の中国において、何といってもネットがストレスなく通じることが最大の理由だった。チェックインすると、フロントの女性の対応がぎこちない。研修中のようだったが、何とも時間が掛かりストレスになる。

 

実は私は中国のいいホテルでは原則中国語を使わず、英語で会話するようにしている。それがそのホテルのレベルを図る1つの要素だからだが、研修生には荷が重かったようだ。マネージャーが出てきて、普通に英語で会話できると快適になる。日本のパスポートを出しても帰化した中国人と間違われることが多いので、日本人をアピールする狙い?も多少ある。

 

ホテルの部屋は広くて快適だった。I夫妻は2人だけで出掛けるというので、午後は部屋でのんびりすることにした。マカオでもネット環境が悪く、ここで思う存分ネット環境に浸る。中国内でこれだけの環境があればいつでも来たいと思うのだが、今はそうは行かない。ただホテル代が700元程度と高い。昔の700元なら普通だと思ったが、今や1元20円の時代、1泊14000円を3泊は貧乏人には堪える。何とか人民元収入を得る方法はないか、などと考えてみたりする。

IMG_2356m

 

腹が減ったので外へ出て、白切鶏と叉焼ご飯を打包する。これが何とも美味いのだ。ご飯大盛り、おかずも大盛り、味は抜群、これで12元。やはり広州のレベルは高い。これでスープも売っていれば完璧だと思うのだが、それは望み過ぎ。ただ私は注文した時に、厨房のおじさんがどこかへ出ていき、帰って来ない。店員もすみませんね、という雰囲気だが、その数分が待ち遠しくて、困った。更に腹が減り、更に美味しさが増した。これはおじさんの作戦ではあるまいが、ストレスではなく満足度が高まるから不思議だ。

IMG_2358m

IMG_2363m

1 thought on “華南お茶散歩2015(3)ネット環境抜群の広州のホテル

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です