インドムナールお茶散歩2014(3)コーチン ヒンディ語は通じない

4月21日(月)英気を養う

今日は午後のフライトでコーチンへ行くので、英気を養うため、午前中は静養に決めた。さすがに4月のインドは暑い。これまでこんな暑かったことはなく、体調を憂慮した。朝食ビュッフェを済ませると、後は部屋で旅行記を書いて過ごす。このような場合、それなりのホテルだとリラックスできる。ここには大きなフカフカのベットはあるし、お茶も自由に飲めるので、捗る。途中ネットが繋がらなくなり、偶にロビーに降りて繋いだのが良かったかもしれない。書くことに集中するにはネットは大敵だ。

昼頃ホテルをチェックアウトして、国内線ターミナルへ向かう。昨日も行ったので荷物はあったがラクラク到着した。インドで乗り物に乗るストレスを考えれば、歩いて行けるのは天国のようだ。途中何台ものリキシャ―に冷やかされたが、めげなかった。

空港は予想以上にきれいだったが、案の定WIFIは繋がらなかった。仕方なくボーっとフライトを待つ。ところが定刻になっても何の表示もなけれな、アナウンスもない。せめてこのゲートからコーチン行きが出る、などの表示があれば安心できるのだが、何も表示されないため、ゲートが変わったのではないか、などと要らぬ心配をした。他の外国人たちもチケットを手にカウンターに次々に確認に行く。インドではどう変わるか分からないし、いつ出発するか最終的に分からないので表示しないだろうが、何とかならないか、と思う。

ターミナル内には奇麗なショップがいくつもあり、特にイングランドのサッカーチーム、マンチェスターユナイテッドのオフィシャルショップがあるのには驚いた。クリケットの国インドにもプレミアリーグは目を付けていたのだ。無料の英字新聞があったので時間を潰していると、ようやくボーディングの合図があった。よかった。

機内では国内線でも食事が出た。ジェットの良い所、いやLCCではない所だ。近いと思っていたが、2時間のフライトだった。快適に寝た。そして起き上がると既に南国コーチンの空港に着陸していた。

2.コーチン  携帯

空港にはプネーから先着したラトールさんが待っていてくれた。フライトがディレーしたので、2時間近く待たせてしまった。先ずは今日のホテルへ行くための交通手段。これはプリペイドタクシーのチケットを買う。結構並んでいたので、その合間に他を見ると何と携帯のシムカードを売っていた。以前はなかなか買えず、買えてもその地域だけしか使えないなど不便であったインドの携帯、本当に使えるのだろうか。

カウンターでパスポートのコピーを取り、携帯番号を選ぶ。シムカードを装着して待つ。他の外国人も買っているので、なかなか手続きが進まない。ようやくOKが出たので、外へ出て予約したタクシーを探す。ところが強烈な雨が降り出した。さすが南国、スコールだ。タクシーはその雨の中、お尻から駐車スペースに入れ、何とか荷物をトランクに入れ、走り出す。

運転手はラトールさんが何か話しかけても返事がない。どうやらヒンディ語が出来ないようだ。ラトールさんは南の言葉は出来ない。結局片言の英語での会話となる。インド人同士でも言葉が通じない、それが大国インドの現状である。それにしても運転手の運転はあまり感心しない。

市内に入ると、地下鉄工事の現場が続いていた。こんなところにも地下鉄が必要なのだろうか?中国もそうだが、発展の1つの象徴が交通渋滞であり、その緩和策の1つが地下鉄建設であるようだ。到着したホテルはさっぱりしたこぎれいな所だった。

ホテルで車手配

既にラトールさんが予約をしており、スムーズにチェックインできるかと思いきや、いつものように時間がかかる。この国ではこの程度の時間を、時間がかかるとは呼ばないようだ。ようやく手続きが整い、部屋へ。今回はラトールさんと2人1部屋にしてもらった。その方が節約にもなるし、色々と勉強になると思ったので。ネットはパスワードを貰い、何とか部屋でも繋がった。部屋は広くはないが標準的な設備はあり、十分。

直ぐに辺りが暗くなり、夜がやってきた。夕飯は面倒なのでホテルのレストランへ。と言っても裏側にある、立派な所だった。私はそれほど食欲がなかったため、パンにスープ、サラダなど軽いものにした。とても静かな良い空間だった。赤ちゃんを連れたインド人夫婦がいただけだったが、赤ちゃんすら大人しかった。

明日は茶畑へ向けて山へ入るのだが、ラトールさんはその車の手配に苦心していた。自分が以前に使った運転手に電話すると『今はコーチンに居ない』とのことで、ハイヤー会社を紹介されたが、そこが電話に出ない。ホテルで聞くと、非常に高い料金を請求してくる。まあ5日間も車を借り切る贅沢だ、確かに料金は気になるところだが、全てを彼に任せた。夜遅く車の手配が完了した。インドでは何をするにも大変だ。とても一人ではできない。

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