インドムナールお茶散歩2014(1)ムンバイ 異常な料金を請求するホテル

《ムナールお茶散歩2014》  2014年4月19日-29日

1月にインドでパンチャカルマを受け、村にホームステイ、そしてインドの結婚式への出席など、刺激に満ちた旅をした。しかし刺激が多いというのは、如何なものか?正直インドからバンコックに戻った時は『もう当分インドはいいや』という気分であったことを正確に覚えている。

ところが刺激という物は恐ろしい。一端心に刺さるとまるで毒針のように、ネチネチと心の中を駆け回る。『なんかインド、行きたいんだよな』となってくる。『そうだ、先日取ったビザは6か月のマルチだった。インドビザとるのは毎回苦労しているから、この際ビザのあるうちにもう一度行くか』となる。

そして止めは『南インドの茶畑、行きたければ連れて行くよ』と言ったラトールさんの言葉。一人で茶畑に踏み込むのは心もとないが、インド人が一緒ならいいか、となり、ついに3か月も経たないうちに再訪することになった。初めての南インド、どうなんだろうか?ワクワク。南インドの代表的な茶畑、ニルギリは目の前だ、と思ったがインドはそうは甘くなかった。

4月19日(土)
1. ムンバイ
バンコック空港で意外な再会

今回はジェットエアーでムンバイに向かう。初めてインドへ行った5年前、ムンバイ空港に深夜降りたが、そのままプネーに行ってしまい、ムンバイの街を見ることはなかった。今回はフライトの関係でコーチンに行くのに、どうしてもムンバイで泊まらなければならない。良い機会なので、ムンバイに2泊して、散策することにした。

バンコックの空港に行き、いつものようにWIFIに接続し、『今からインドへ行ってきます』とメッセージを流すと、インドのA師より『飛行機はジェットか』と聞いてきた。何とA師がタイでヨーガを教えている人々が同じフライトに8人乗るという。彼女らはロナワラ1週間+エローラの旅だ。私は昨年11月に彼らのヨーガキャンプに参加したが、その時のメンバーがいるかもしれない。ゲートの所で探してみると、知った顔がいた。何とも奇遇、先方も驚いていた。

4時間のフライトは順調だったが、なぜか私の機内食の選択が『フルーツ』となっていたそうだ。今日はこの機内食を夕食にするつもりだったので、断って普通のインド食を食べたが、機内食の選択が実に豊富なのが、インドの特徴ではなかろうか。

空港ピックアップで 空港ではタイ組と一緒に行動したが、イミグレの所で先に進み、迎えに来ているというバンダを探した。バンダはロナワラで1年勉強しているタイ人で、昨年、今年とインドで既に2回会っていた。日本語も少し話すなど、優秀でかなりユニークな人材。再会を楽しみに出口を出た。だが彼女の姿は見付からない。ターミナルへ戻ろうとしたが、そこはインド、『一度出た者は二度と入れない』のである。

仕方なく諦めてホテルへ向かうことにする。今度はゲートで今日の宿フランス系のホテルIBISのスタッフを探すがこちらも見つからない。他のホテルの人に聞くと、親切に電話をしてくれたが、帰ってきた答えが『999r掛かります』という驚きの料金。実はIBISは空港からも近く、無料で送迎してくれると聞いたので予約したのだが、とんだ誤算だった。

仕方なくタクシー乗り場を探すが、これがまた地下になっていて分かり難い。ようやく見つけて料金を払うとエアコンなしで200r。どう見てもIBISの料金が常軌を逸していることが分かる。そしてマルチの小型カーに乗り、空港を出るとものの5分でIBISの横に来てしまった。これにはビックリ、ここまで近いとは。そしてまた料金で憤慨する。200rでも高いのではないだろうか。

ホテルに入ろうとすると厳重な荷物検査まである。確かにムンバイではテロもあったので悪いことではないが。部屋はコンパクトで悪くはない。WIFIはかなりのスピードがあり、満足。

チェックインした時は西日が差していたが、あっという間に真っ暗になる。お湯を沸かして紅茶を飲み、PCに向かって夜を過ごした。ムンバイは正直夜でも暑いが、湿度はさほど感じない。ただエアコンなしで寝ると汗ばみ、エアコンを点けるとちょっと寒いという中途半端さだった。

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