インド アユルベーダの旅(7)ロナワラ アユルベーダは問診から

5. カイバリヤダーマ

レジストレーション

駅からカイバリアダーマまで歩いても15分だが、荷物があるのでリキシャに乗る。70pは高いが、観光地価格か。あっという間に懐かしい場所に着いた。何となくきれいになっているが、基本は変わらない。

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Hさんはすでに到着しており、合流する。先ずはレジストレーションして、それから支払いを済ませ、部屋が割り当てられた。2階のその部屋は思ったより広く、ベッドも2つある。奥にはシャワーとトイレが付いている。窓もあり、陽が少し差し込む。申し分ない。

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キッチンでランチを取る。4年前は不味いと思ったここの飯だが、今回は美味しかった。4年で私が進化したのか、それとも4年前が何かの間違いだったのか。キッチン自体もかなりきれいになっており、4年前の暗いイメージはない。何がそんなに違うのだろうか。

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再会

ここカイバリアダーマにはヨーガの研究所があり、学院がある。今回我々はそこのヘルスケアセンターにお世話になる。ヨーガを勉強するコースは1年と6週間があり、それ以外に随時2週間なども開催されている。

 

ヨーガを科学的に研究しているカイバリアダーマはある意味でヨーガの聖地だ。インドで皆がヨーガをやっていると思うのは間違いで、元々はサドゥ(外道)の鍛錬方法。バラモン中心のインドでは長く公式には認められてこなかった。それをこの研究所が科学的に証明し、現在ではインド政府もヨーガの重要性に気が付き、支援を始めている。その間にアメリカなどに渡ったインド人がダイエットや健康を目的とした体操としてのヨーガを普及させ、誤解が生じているという。

 

ここには日本人が何人かいる。既に2年目に入り、コーディネーター役も担わされているKさん、6週間コースにはNさんとSさんがいる。Kさんには今回の予約の件でお世話になった。とても聡明な女性で、物事を深く考えている。6週間コースのNさんは仏教に興味を持っている。Sさんは昨年末バンコックのパルモ師講演会で会っていた。とても元気な女性だ。更には1年前にデリー、リシュケシュツアーで一緒だったタイ人のVandaも1年コースに通っていた。彼女の日本語はかなり上達しているので驚いた。好奇心の強い積極的な女性だ。

 

問診

午後1時に問診があった。アユルベーダドクターがあらかじめ記入しておいた質問票を見ながら、顔を見、脈を診て、今後の治療法を決めていく。私が最近少し太って来たことを伝えると、『重いと感じるのだろう』との答え。それが何を意味するのか分からない。

 

そしてドクターは『とても疲れている』とこちらを強調した。確かに3年近くも旅を続けていれば疲れて来るだろう。いや、日本人なら全般的に疲労感はあるだろう。他に特に問題がないなら、かなり健康ではないかと自分なりに思ってしまう。問診はあっという間に終わり、ドクターはさらさらと何かを書いたが、判読できず。ただ明日から朝8時半、午後1時半に治療があること、11時50分にランチがあることが分かった。かなり規則的な生活になりそうだ。

 

午後遅く今日から参加した人々(ここは1週間単位での参加しか認めていない)を対象に講義があった。講義というより、施設案内と各自の紹介だった。相変わらずインド人の先生の言っていることは良く分からない。英語の問題だろうか。それにしても色々な国からここへきている人がいる。ブラジルやフランス、アメリカ、インド人も海外から参加している人がいる。

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夕方ヨーガクラスがあり、参加してみる。久しくやっていないので結構きつい。Hさんによれば、この先生はかなりストレッチ系であり、やるべきかどうか判断を迫られる。私は少しストレッチした方がよさそうだったので、その後も参加を決める。自分の部屋でやると必ずサボってしまいそうだから。

 

夕飯は5年前と同じように見えたが、何とパンチャカルマ受診者は、別メニューになっていた。と言っても初日の夕飯は特に変わりはなかったが。以前はまずいと思っていた食事、3年の放浪を経たせいか、特にまずいとは感じなくなっていた。これも大いなる進歩だろう。明日に備えて早めに寝る。

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