フラフラと沖縄2015(9)橋の架かった伊良部島へ

那覇街歩き

午前中はふらふら街歩き。国際通りに出る。昨年閉鎖された三越、今はどうなっているのかと覗いて見ると、1階はお菓子などを売っており、その上にはよしもとが入っておる。更に上はお化け屋敷、とあるから面白い。完全に若者向けになっているが、これは地元向けなのか、観光客向けなのか、よくわからない。外国人もあまりいない。

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国際通りを突き抜けると牧志の公園があり、そこで何やら祭りの稽古が行われていた。大きな幟を皆で支えていた。東南アジアでも見たことがあるような風景だが、どこで見たのか記憶は定かでない。公園近くのマックスバリューに行ってみたが、日曜の午前中、地元のおじいやおばあがゆっくりと買い物をしていた。

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昼ご飯をどこかで食べようと歩く。公設市場の裏に出たので、昨年も行った食べ放題600円の台湾系料理屋へ行く。この後台湾にも行くのだから、わざわざ食べなくてもよいのだが、何となく食べてしまう。精進料理、などと書いてあるところが面白い。ようは肉を入れていないだけだが、お粥にタケノコを入れるだけ、それがまたシンプルでよい。

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宿に帰り、チェックアウト。荷物を持って、ゆいレールの県庁前駅に行く。昨年と切符は一緒だったが、何だかIC化されていた。天気は悪くない。さて、今日はこれから伊良部島だ。ちょっと気合を入れて、空港へ行き、飛行機にポンと乗って40分、懐かしの宮古空港に着いた。

 

7.伊良部島

宮古から伊良部へ

相変わらず平坦な宮古島に降りた。空港は変わっていなかったが、『祝 伊良部大橋開通』の文字が小さく見えていた。前回はここからタクシーに乗り、さらにフェリーに乗って伊良部へ渡ったのだが、今回は路線バスに乗り、更に伊良部行バスで橋を渡っていく。1年の間に随分と大きな変化があったものだ。

 

空港から街へ行くバスの本数は相変わらず少なく、日に4本しかない。1時間近く待ってようやくバスが来る。どうしてこうなっているのだろうか?地元の人は車、観光客はタクシーに乗れ、ということだろうか。当然乗客も少ない。230円。そして懐かしのフェリーターミナルでバスを下り、そこに停まっていた小型バスに乗り替えた。こちらも乗客は多くない。15分ほど待って5時半に出発。終点まで630円。もし宮古空港からタクシーで伊良部の宿まで行くと3000-4000円かかるとあったから、節約にはなるが、時間は掛かり過ぎる。

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最初は街中を少し走り、乗客を拾うが乗る人は殆どいない。そしてすぐに橋を渡る。曲線を描いた大橋、一体何年かかって作られたのだろうか。写真を撮ろうとしたが、バスの中からではうまく撮れない。あっという間に橋を渡り切り、伊良部へ入る。前回車で伊良部の島は一周していたが、お墓が並んでいる場所など、見覚えのない風景もあった。そして集落を上り下りして、フェリーターミナルのあったところまで来た。とても寂しくなっていた。漁業関係者だけだが、ポツリといた。学校も通過したが、今後統合されるらしい。

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50分ほど乗って、ようやくびらふやーまでたどり着いた。最後まで乗っている乗客はいなかった。何だか果てまで来てしまった寂しい感じがした。ちょうど夕陽が落ちている。皆屋上でビールでも飲みながら眺めているのかな、と思ったが、居間で騒いでいた。愛犬もんちゃんが吠えてくれた。

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夕陽を眺める

取り敢えずベッドを確保し、着替えてもまだ十分明るかったので、屋上へ行く。何故かビールを持って眺めている人はいなかった。何となく寂しい。日が落ちていく様子は見えたがもっと見たいと思い、佐和田の浜まで行ってみることにした。実は1年前はびらふやーの居間が気に行ってしまい、車で出掛ける時以外は殆ど外へ出なかった。自分としては珍しいことだが、今回一人で初めて浜へ行く。

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日はいい感じで落ちていく。水面に光が映える。遠浅の浜、岩が所々に点在し、印象派の風景画のようになっている。先客が何人かいた。そこから少し離れたところに、なんともんちゃんがいた。ジッと夕陽を見つめている。宿の女性客が朝夕散歩に連れ出していたのだ。二人?ともピクリともせずに、座っている。

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ついに日が雲に隠れ、ショーが終わる。それでも体は動かない。重くなった足を引き摺り、ポツポツと歩き、宿へ帰る。地元の人が犬の散歩ですれ違う。彼らにとっては夕陽のきれいな光景よりも、陽が落ちて涼しくなった時が、散歩にちょうど良いのだろう。

 

びらふやーの夕飯

宿では夕飯の準備が進んでいた。今日は満員御礼のようだ。座るところをようやく確保して、食事が始まる。希望者に対してオーナーの雷太さんが自ら作ってくれるのだ。みんなでワイワイやりながら食べると、これが何とも美味い。食事が終わると恒例のじゃんけん大会。負けた人が皿を洗う仕組みだ。今回は罰ゲームを免れた。

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中にイタリア人が一人いた。彼はここの住人ではなく、浜でテントを張って寝泊まりしているが、食事だけここに食べに来たらしい。酒も入っているので、みな陽気になり、話も弾んでいる。今日の客は過去にここに泊まったことがある常連さんが中心、年齢も30-40台が多いようだ。実はびらふやーは10月で閉店する予定となっている。家主が戻ってきてここに住むかららしい。それを惜しんで、全国からファンが押し寄せている。特にこれからGW、予約は満員らしい。オーナー雷太さんも心なしか寂しそう。

 

夕食後、久高の合宿で一緒だったNさんが友達とやってきた。まさか全く同じ日にここを予約しているとは知らず、ご縁を感じた。そこへ昨年久高合宿で一緒になり、私をここへ導いてくれたH君もやってきた。ヨーガのご縁が重なっていく。H君、昨年はちょっと世捨て人っぽいところがあったが、今回会うとかなりさっぱりしていた。その理由は彼女ができたことだという。可愛らしい彼女により、彼の人生は変わったのだろうか。

 

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