チェンマイゆる旅2014(2)ゆるいチェンマイ生活

夕飯とマッサージ

夕暮れ前に宿を出て、夕飯に向かう。沢山の観光客が歩いているが、何とも中国語が多く聞こえてくる。中国人がそんなに多いのだろうか、それとも一人ずつの声が大きいのだろうか。『何故中国人の声は大きいのか』というテーマで研究している人はいないのだろうか?勿論遠くにいる家族に声をかける場合は、日本人でも大声を出すだろうが、見える範囲であれば、近づいて適正な声を出すだろうに。

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彼らは何かに急いでいる。その結果、周囲も顧みず、大声で相手を探し、安い物を見つければすぐに買おうとする。高度成長期の日本人も、そのような行動を海外でしていたのではないだろうか。今でも時々、そんな日本のおばちゃんを見掛けることがある。中国人も全てが大声を出すわけではない。日本人も全員が小声で話すわけではない。ただその数が圧倒的な中国は、アジアに、世界に脅威を与えているのは確かである。

 

当然観光地では中国人向けの土産物屋、レストランでは中国語が通じ始め、少なくとも中国語の看板が出てきている。昔日本語が氾濫したアジア各地、今やその勢いは完全に逆転している。それを日本の成熟化、と呼ぶのだろうか。それとも日本の衰え、というのだろうか。今回の円安で完全に日本語は廃れていくだろう。因みに韓国人も多く見かけたが、彼らの声は小さくなったように思う。経済的に韓国も苦しいのだろうか。

 

夕飯は地元レストランで地元料理を堪能した。チェンマイ城内でも、地元民が行く食堂はあるのである。ゆるゆるとビールを飲み、ゆるゆるとご飯を食べる。何と先ほど行ったゲストハウスのタイ人従業員が来ていた。こんなところで会うとは面白い。

 

食後、マッサージを探す。観光客向けは高くてよくない、というので、レストランのすぐ近くのマッサージ屋に入る。3人しか入れない狭い空間だった。料金は1時間150バーツ、これは激安だ。安かろう、悪かろう、ではないのか不安だったが、それは杞憂に終わる。私は足だけやってもらったが、ちゃんとツボを押さえており、上手にこなしていた。若干おしゃべりしていたが、基本的には真面目に揉んでいた。欧米人が何人もやって来たが、全て断っていた。日本人はきれいな所を求めるが、欧米人は安くてウマイところを求めているようだ。

 

少し街を散歩した。我々の宿はターペー門のすぐ近くでとても便利な場所だった。観光客が街に押し寄せていたが、夜はそれなりに涼しいので、昼に休んで夜出掛けるようだ。まだ時間的に早かったが、宿に戻り、熱いシャワーを浴びて、ベッドにもぐるとあっと言う間に寝入ってしまった。心もかなり緩くなっていたのかもしれない。

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11月12日(水)

カオトーム

翌朝は快適に目覚め、すぐにネットに向かった。WiFiは勿論完備されており、吹き抜けのロビー空間、いや朝食を食べる空間?にPCを持ち込み、気持よくブログをアップした。隣ではドイツ人カップルが朝からパンと卵のブレックファーストを食べており、何となく腹が減る。

 

そこへN社長とKさんがやって来て、『カオトームを食べに行こう』というので喜んで付いていく。トゥクトゥクと捕まえて、走り出す。城壁の周囲を少し走り到着。ここも現地のレストランだった。何ともゆるい朝の光景がそこにある。これはいい。すぐにカオトームを頼む。

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カオトームとは、 澄んだスープにお米を軽く入れて煮たお粥のこと。日本のお粥に近いのはジョークと言われる別物。しかもジョークは米粒を潰して煮込むので、やはり日本とは違う。本当にとろとろ粥だ。私はメーサローンで食べて以来、カオトームが大好物。これは雑炊に近いが、特にニンニクが効いているのがよい。風邪など直ぐに治りそうだ。

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午前9時過ぎでも沢山の人が食べている。タイ人は暇さえあれば何かを食べている、という感じで、一日に何回も食事を取る、いや軽食を食べるので、驚きはしないが、どんな仕事をしているのかは気になるところ。バンコックなどでは食べ終わると急いで出ていくが、この辺では皆、ゆったりと座っておしゃべりしている。

 

ユルーイ河沿いのカフェ

今日は何の予定もない3人。私がゆるーいカフェに行きたい、というと、そうしようということになり?粥屋からまたトゥクトゥクで移動する。Kさんがスマホで検索した河沿いの優雅なカフェへ向かう。そこは市内から少し離れていて、運ちゃんも『150バーツ』というではないか。空港より遠いの?と思うほど。

 

着いたところは、きれいなお屋敷。庭が深くて、いい雰囲気のレストランだった。しかし・・?こんな早い時間からやっているのか、との危惧をよそに『今日は定休日だよ』と警備員に簡単にあしらわれてしまう。え、そんな。ここでダラダラお茶したかったのに、と言っても始まらない。それより、トゥクトゥク運ちゃんにチャンスが巡ってきている。ここから歩いて帰ることもできない我々。

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また検索してもらい、河沿いの別の所へ進む。運ちゃんは更に50バーツをせしめて御の字、意気揚々と引き揚げていく。我々はどうみても夜はバーという雰囲気の店へ入って行く。ここも完全に吹き抜けで、河が見える。お客は一人もおらず、ここでアイスティを飲む。これは予想外に良かった。本当に他愛もない雑談をし、ダラダラ過ごした。

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ランチの時間になり、ピザを食べた。この店はタイ料理もあるが、サンドイッチやスパゲッティなどの洋食もある。欧米人向けのパブというわけだ。昼からビールを飲んで風に吹かれている欧米人もいる。タイ人のカップルがランチを食べている。みんな実に自由に過ごしている。セカセカした感じは全くない。

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結局ここに3時間以上いたことになる。N社長はもうすぐバンコックに戻るということで、その前にマッサージを受けに行く。今度は日本人が経営しているという宿の近くの店へ行く。さすがに日本人経営、非常に清潔できっちりしている。マッサージはまあまあ、これで200バーツなら悪くない。特にチップも要求されない。マッサージは2階で、1階は土産物屋になっている。

 

1 thought on “チェンマイゆる旅2014(2)ゆるいチェンマイ生活

  1. 私の家内もナイトバザーでマッサージ屋を経営しています。行った事がないのでどんな店か値段も知りませんが、上手な人をそろえている様です。家内も免許を持って長年この商売です。

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