チェンマイゆる旅2014(1)ゲストハウスに思う

《チェンマイゆる散歩2014》  2014年11月11日-11月14日

 

チェンマイに行ったのはいつのことだろうか?ちゃんとチェンマイを歩いたことがあったろうか。最近何だか疲れている。『激しい旅ばかりせずに偶にはゆるく旅してみては』とある友人に言われていた。でも自分に関係ない、と思っていた。

 

今回は知り合いのN社長がチェンマイへ行くというので、付いて行くことにした。私の目的は『ゆるいカフェ巡り』というこれまでにないパターン。チェンマイ郊外には茶畑があるとも聞いていたのに、チャレンジもしない、この体たらく。さて、どうなるのだろうか。久しぶりのチェンマイに変化はあるのか。

 

11月11日(火)

チェンマイまで

今朝はゆっくり出発した。いつもの私なら朝一のチェンマイ行を選んでいただろうが、今回はお伴で付いていくので、N社長が予約したフライトに従った。何ともゆるいスタートが好ましい。ドムアンまではいつものルート(BTS+シャトルバス)で向かう。シャトルバスは今回も空いていた。皆どうやってドムアン空港へ行くのだろうか?

 

空港に着くと、エアアジアの国内線カウンターはかなり混んでいた。それでも昔と比べると処理スピードが上がったのか、30分ぐらいでチェックインにこぎ着けた。聞く所によれば、朝6時前後にここに着くと、中国人団体観光客で溢れかえっており、カウンターはおろか、空港入り口にすら入れないことがあるという。LCCは中国人観光客を爆発的に増加させたことになる。

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それにしてもエアアジアは混んでいる。どのフライトにも人が大勢乗り込んでいる。我々のフライトも満員だ。やっぱりこの便も中国人が多い。最近は他のLCCもいくつかあるようなので、次回はエアアジア以外を使ってみよう。まあ1時間、目を瞑っていればついてしまうのだから、誰が乗っていようとあまり問題ではないのだが。実際飛行機が動いたと思ったら寝てしまい、起きたら空港に着いていた。どうも最近は家で寝るより、飛行機の中の方が良く眠れるし、眠りも深いように思う。これはどういう意味だろうか。

 

空港からサタデーマーケット

空港にはター君が待っていてくれた。N社長のお友達、Aさんの会社で働くチェンマイ出身のタイ人だ。彼は高校卒業後、日本の大学の留学、そしてそのまま就職したという。たまたまチェンマイに里帰り中だった。彼の車で空港近くの彼の実家へ行く。彼は華人であり、お父さんは事業をしていたが、今は引退しているらしい。実家は工場だったが、今は使われていなかった。大きな工場の建屋が目に付く。

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この家の付近はサタデーマーケットという、週に一度開かれる市場があるらしい。今日は火曜日だから、私の滞在中に市場を目にすることはできない。周囲には全く市場の痕跡などはなく、土曜になると急ごしらえのテントなどが立つのだろう。今はただ静かな街外れである。

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ゲストハウス

本日宿泊するのはゲストハウス。ここ1₋2年、ゲストハウスに興味が湧いてきた私には非常に良い選択。同行のKさんが個室を予約してくれたが、ドミトリーもあるらしく、欧米人バックパッカーも次々にやってくる。チェンマイには様々な観光客がやってくる。バックパッカーなどの為の安宿も多いと聞くが、この宿は経営者が日本人だという。いわゆる日本人宿かと思ったが、経営者を見かけることもなく、従業員は全てタイ人でコミュニケーションも英語、ちょっと予想外だったが、居心地は悪くなかった。

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ランチに出掛ける。チェンマイといえばカオソイ、ということで、カオソイの名店に向かう。このお店、10年ぐらい前にも来たことがあるようだ。段々思い出してきた。私は2005年にロングステイの視察で、ここチェンマイにやって来た。その時、ここのカオソイを食べている。

 

このお店、少し郊外にあるが、お客は引っ切り無しに来ている。わざわざ車で来る人が多いので?道の反対側には大きな駐車場まである?店の入り口には『カオソイ』とカタカナでも書かれており、如何にもガイドブックにも載っている、観光客が来そうな場所だった。メニューも日本語で書かれており、後ろの席では日本人観光客が楽しそうにカオソイを食べていた。

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カオソイ、ミャンマーのシャン州では『麺』という意味だと聞いたが、ここでは特定の麺を指す。ココナッツミルクを加えたカレースープに揚げ麺を入れた物、というイメージだ。雲南省の回族の影響を受けているとも言われており、豚肉を入れることはなく、鶏肉などが基本。美味しいのだが、タイでは1杯の量が極めて少なく、合わせて焼き鳥や炒飯などを注文して腹を満たす。

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その後、他のゲストハウスに行ってみる。日本人宿。こちらはリビングを見る限り、本当に日本人しかおらず、従業員のタイ人も日本語を話した。午後3時過ぎだったが、『おはよう』と言って2階の部屋から降りてきた日本人がいた。所謂沈没組、と呼ばれる人で、1年以上、ここに泊まっているらしい。

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最近の若者に聞くと『日本人宿を選ぶ基準』として、『名主のような沈没組のオジサンがいないこと』を挙げる人が多い。沈没組は何でも知っているという感じで偉そうに命令口調で話し、昔話を繰り返す。雰囲気が良くない。夜も話の輪に入り辛い。もっと自由にゲストハウスを楽しみたいと。私もインドなどで何度か見掛けたが、確かに新参者には敷居が高い。昔のバックパッカーにはそんな人が多かったと聞くが、

 

現在では何年も旅をしている人は減ってきており、ゲストハウスの在り方も変わってきていると思うのだが。チェンマイに来る日本人は多いと思うのだが、日本人宿は少ない。もっとフランクな新しいゲストハウスが出来ると、楽しくなるような気がする。

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