フラフラと沖縄2015(1)那覇 外国人しかいないイミグレ

《フラフラと沖縄2015》  2015年4月20日₋30日

 

ここ2年、沖縄へ行っている。目的はヨーガ合宿。神の島久高で行われるこのイベントは、何と言っても久高に魅力があり、外せない。今年も行くことにしたのだが、昨年までは5月だったこの合宿が4月になり、ちょうどタイのソンクランと重なる。ソンクラン直後は飛行機料金も高いため、安くなる日を待つと、合宿は既に始まっていた。今回も久高から本島、伊良部島を巡る昨年とほぼ同じ旅。さて、何か新しいことは起こるだろうか。

 

4月20日(月)

1.那覇まで

上海で凍える

バンコックの空港から夜中に出る東方航空に乗る。相変わらず、中国人がチェックインカウンターに大勢並んでいたが、最近は処理も早くなっている。皆海外旅行に慣れたのではないだろうか。勿論団体は別カウンターだ。バンコックは4月が一番暑く、この日も35度以上はあった。まあ出発したのが夜中なので、薄い上着を1枚持って行った。購入後すぐと思われる真新しい機体。きれいで良い。機内ではぐっすりとはいかないが、ある程度眠れたのは上着のお陰か機体のお陰か。

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そして朝7時、上海の浦東空港に到着する。機内から外に出てビックリ。滅茶苦茶寒いのだ。気温12度、私が乗る那覇行きフライトは午後2時であり、約7時間、この寒さの中で過ごさなければならないのかと思うと、うんざりした。当初の予定では一度入国して、浦東の辺りでも散策して空港に戻ろうか、などと考えていたのだが、とんでもない。

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取り敢えずトランジットカウンターへ行く。北京などでは厳格なゲートがあり、イミグレと同じようなシステムなのだが、ここはカウンターで簡単に手続きして、あっという間に出発階に出てしまった。どうするんだ、この寒さ。何とかラウンジに入れる方法を考え、入れてもらい、熱いお茶を飲み、落ち着く。

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ここではネットは繋がるが、VPNは機能しなかった。ということでFBは勿論、Gmailすら見ることができない。仕方なく、中国のYoukuを開いて、日本のドラマを検索。ちょうど松本清張の『点と線』のドラマがあり、それに見入る。何と前後編で5時間の長編。ひたすらお茶を飲みながら、ドラマにはまる。徐々に寒さが収まる。

 

出発時間になり、ゲートへ行ってみてが、出る様子がなく待機。少し経つと、搭乗となったが、その後機内で待機。食事が先に出てくる事態に、半ば諦め。7時間待って乗ったのに、2時間近く遅れる。機内は中国人が多かったが、文句を言う者もいない。もう皆慣れているのだろう。

 

日本人のいない那覇空港

那覇空港に着いたのは午後6時過ぎ。イミグレに向かって歩いていったが、入国審査のゲートに何と『日本人』がない。え、信じられない。キョロキョロと探していると、ゲートの向こうから人が出てきて、私を確認して一番端のゲートを開けた。確かに一番端にだけ、日本人、の表示があった。

 

聞いてみると『ここから入国する人の殆どは外国人ですから』と言われて驚く。我々の便は勿論、アジアから那覇に着く便の殆どには中国人、台湾人、香港人、韓国人を中心にアジア人が乗っているのだそうだ。10あるゲートのうち9が外国人向けになっているのも頷ける。

 

1階に降りて、荷物を受け取りに行く。ちょうど荷物が出てき始めており、自分の荷物が出てきたと思って、ターンテーブルに駆け寄ると違っていた。すると後ろから『どこから来たのか?』と中国語で声を掛けられた。振り返ると空港職員が立っている。思わず『私は日本人です』と日本語でいうと、先方もビックリして、『外国人が多いものですから』と言い訳する。確かに私は日本人には見えないのだが、日本の空港で日本人から中国語で話し掛けられるとは、何となく異常な感じがする。

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2.久高へ

安座間港まで

空港を出て、すぐにタクシーに乗り込む。久高島行のフェリーが出る安座間港まで行く。乗ってから気が付いた。今晩は大学の先輩との待ち合わせがあるのだが、彼は携帯電話を持っていない。今日泊まる宿で会う予定なので、そこへ電話しようと思ったが、何と日本の携帯電話は充電されておらず使えない。

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タクシーにはかなり長い時間、乗っていた。まさかこんなに遠いとは思っていなかったので驚く。途中で渋滞もあり、なかなか進まない。那覇から行った時は30-40分かかっていたが、まさかそれより遠いとは。『知念岬は端の端だよ』という運転手の言葉が、久高への遠さを思う。

 

50分ぐらいかかって、何とか見覚えのある安座間港までやってきた。今日の宿は港の真ん前の民宿。だが、周囲は真っ暗で宿などありそうもない。運転手の携帯で電話してもらうと、『インド料理屋の上だよ』と言われる。こんな何もないところに、インド料理屋?と思ったが、確かに暗い道の脇に、明かりのついたレストランがあった。タクシー代は5000円を越えていた。ちょっとショック!

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