《雲南お茶散歩2013》(1) 中国にもLCCの時代が

《雲南お茶散歩2013》  2013年11月26日-11月29日

 

10月にKLでお世話になった陳さん。彼は最後に不思議な言葉を残した。『俺は11月26日に昆明に行く。下関の茶廠にも行く。お前も興味があるなら、一緒に行かないか』。彼はこの11月26日という日付を3回も言っていた。この日に一体何があるのだろうか?

 

まあそれはそれとして、雲南省には7年も行っていないし、ましてや下関には1987年の留学時代以来行っていないのだから、行ってみる価値はある。しかも陳さんと行けば、沱茶を作っている下関茶廠が見学できるかもしれない。そんな話を東京ですると『私も行きたい』とお茶屋さんから手が挙がる。結局都合が合わずに私だけが陳さんを目指して昆明に飛ぶことになった。

 

11月26日(火)

1. 昆明

ホテルまで

バンコックから昆明までのフライトを調べると、何とエアアジアが飛んでいた。最近就航したらしい。これからは中国市場にLCCが食い込む時代がやってきた。だがその料金は思ったほど安くはなかった。これなら少し高いがタイ航空の方がいいと思い、そちらを選ぶ。

 

陳さんにその旨連絡すると『なぜエアアジアにしないんだ』と聞いてきた。彼はKLからエアアジアで飛んでくる。そして初めて謎が解けた。11月26日にこだわる理由はなかったのだが、陳さんは数か月前にこの日のフライトを早々に格安で押さえていたのだ。正直大金持ちの陳さんがLCCに乗るだけでも不思議なのだが、超目玉プライスに拘るとは。『安い方がいいに決まっている。俺は自由なんだから』と頓着はない。

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当日は久しぶりにタイ航空に乗る。味は別としてタイ航空の機内食は他社に比べて豪華に見える。勿論LCCには食事のサービス自体がないのだが。普通は食事など無くても、サービスなど無くても安全に運んでくれればそれでよい、何の問題もないと思うのだが、少々LCCに疲れているのかもしれない。

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昆明に到着。既に待ち合わせのホテルも予約してあるし、何も心配はない。空港から適当にバスにでも乗って、適当なところで降り、タクシーでも捕まえて・・などと考えながらバス路線図を見てびっくり。何と空港バスは予約したホテルの前に停まるのであった。

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そして25分後に本当にホテルの前に停まり、スムーズにチェックイン。何故陳さんがこのホテルを使うのか、それは便利だからと分かる。部屋は古く、昔のホテルだが、ここはまだ昆明市の中心ではないため、交通もスムーズ。周囲にはいくつも建設中のビルがあった。

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