バンコク滞在記2022その5(1)バンコクでカオソイ

《バンコク滞在記2022(5)》  2022年9月29₋10月8日

9月29日(木)カオソイ

朝からコムヤーンを食べてしまった。美味しかったが、腹が一杯で昼は抜きになった。ネット情報ではタイに台風が近づいているというのだが、『タイ』とは相当広い範囲のはずで、タイに接近などといってもどこに来るのか。昨日カンボジアから帰ったと言ったら、カンボジアはタイ風だったでしょうとも言われたが、全くその気配はなかったのだから。この報道姿勢は日本と共通する。日本では台風、地震などもお祭り騒ぎのように報道して、結局ほぼ被害もないということが続いている。タイの場合、台風が来るのは稀なので、多少騒ぐのは分からないでもない。

どうやら台風はタイの北からラオスの方へ行っているようだ。そんなことを考えていると、突然カオソイが食べたくなる。先日チェンマイには行ったが、チェンマイ名物のカオソイを食べる機会はなかった。はて、バンコクのどこでカオソイが食べられるのだろうか。ふと思い出したのが、何とすぐ近所。7₋8年前にそこで食べた記憶が急に蘇る。今もあるのだろうか。

記憶を頼りに歩いて行くと、店は健在だった。そして華人と思われる店主がカネ勘定をしており、もうすぐ店が閉まる気配だった。入っていくとまだ大丈夫と言われたので座る。『カオソイ』というと、鶏肉かと聞かれたので頷く。出てきた物は確かにあのカレー味のカオソイだった。麺はちじれている。

麺を揚げたものが降りかかり、カレーとしっくりマッチしている。横にはあの高菜漬け。ライムで味変も可能だ。それにしても何でチェンマイにカレーがあるのか。本当にランナー食文化なのだろうか?ビルマから伝わってきた物なのか?食べれば食べるほど分からなくなる。料金は10b上がって70b。

10月1日(土)サパーンタクシンで

今日はバンコクから2回目の報告会を配信するため、ホテルへ移動。前回は市の中心部だったので、今回はリバーサイドホテルを希望したところ、『リバー近くの、リバービューのあるホテル』にチェックイン。昼の12時にチェックインできるのは何とも有難い。このホテル、かなり古いがロケーションは良く、部屋も悪くない。ただ部屋のドアのカードキーが上手く反応せずに入るのに苦労はする。

ちょうどテレビでゴルフの日本女子オープンをやっていたので、それに見入っていると、午後も2時を過ぎてしまう。ここからランチを探しに外へ出た。Yさんから教わったカオカームー屋を素通りして、そのままどんどん歩いてしまい、いつの間にかインド寺院付近まで来てしまった。ここはもうシーロムエリアで、これではサパーンタクシンに泊った意味はない。

じつはここにマッサマンカレーの美味しい店があると聞いていた。午後3時近くでもお客はいる。日本語メニューも登場した。カレーは芋がゴロゴロ、確かに食べやすい。後ろの女性が食べていたのはカオソイではないか。思わずこちらも注文する。予想以上にマイルドで食べやすい。他にも魚や揚げ物などが並んでおり、普通にご飯を食べることもできる。それにしてもマッサマンカレーのルーツはイスラムではないのか?

満腹の腹を抱えてぶらぶら戻る。チャオプラヤ川に出ると風が気持ちよい。ボートが行きかい、何とも言えない楽しさが感じられる。近所には古い海南寺やモスクが点在する。この付近が昔貿易の中心地のひとつであったことを窺わせる。宿の下のデパートも懐かしい。25年以上前に家族旅行で来た時に入ったことが急に思い出される。

ホテルは一か月前に泊ったところの系列だが、観光客が急増している雰囲気が出ていた。料金は前回聞いた時より1000b近く上がっている。プールでは韓国人の家族が遊んでいた。日本人観光客も少しだけいたようだ。部屋から川の向こうに沈む夕暮れを眺めるのはとても良い。

夜8時頃ようやく腹が減り外へ出た。紹介されていたお粥屋はまだ開いており、観光客で賑わっていた。ここには英語のメニューがあり、注文も簡単にできる。かなり内臓系を入れた粥が登場してテンションが上がる。ピータンと生姜の相性がとても良い。部屋に戻り、アーセナル富安、ブライトン三苫を見て、満足して一日を終わる。

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